身近に、こんな身近にいたとは。
母親なら、誰でも
子供に手を挙げてしまったり、
ひどいことを言ってしまったり、
育児放棄気味だったり、
自分がちょっと虐待傾向にあったりするんじゃないかって
不安を抱えることが、時々あったりすると思う。
だけれども、この2、3歳の女の子に出会ってしまって
その場に居た誰もが
自分はそうではなかったと、
ある意味気付かされた。
最初は、しゅうたの校外学習が近所の公園であったので、
散歩がてら覗きに行った(笑)ときのこと。
しゅうたの担任の先生が、ちいさな女の子をずっと抱っこして活動している。
あれれ?と思ったら
学校に戻る時間になっても、先生とその女の子と二人だけ、その場に残った。
親はいず、スカートも履かず、オムツはぱんぱん。
同じ頃の子供がいる先生、もちろん放置しておくわけには行かず保護したのだ。
先生、担任持ってるし、授業もあるし、お手伝いしようと声をかける。
校長先生と、警察に連絡。
警察に引き渡して、パトカーでスピーカーで迷子案内しながら回るものの、
11時に保護してから3時間後もまだ親は見つかっていなかった。
この女の子、パトカーに乗せられようが、お巡りさんに抱っこされようが、
泣かない。この3時間の間、一度も泣かなかったのだ!
この間、オムツを持っていって変えてあげたり、ゼリーやおにぎりを持たせたり、
ちょっぴり関わってしまったので、どうも気になる気になる。
家に帰ってきた子供達が、
昨日も一人で公園に居て、遊んで遊んでと追っかけてきたとか、
水筒の水を勝手に飲もうとしてたとか、
5時半くらいに居なくなったとか聞いたので、
まだ親が見つかってなかったら情報になるかと思い
初めて交番に情報提供の電話をした。
そうしたら、
近所のアパートの人であること。(車通りの多い道を横切らなくちゃいけない場所)
母親が「いつも勝手に出て行って、勝手に戻ってくるからいいんだ。」みたいなことを言ったということ。
心が痛んだ。
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