昨日はさやかは遠足だった。
彼女は、顔をキラキラさせながら、
「楽しかった~」と帰ってきた。
が、隣のクラスの近所のNちゃん、
ムスっとして、
「全然楽しくなかった!!お弁当もまずくて最悪っ!!」
と、お母さんに愚痴った。
後で聞いたら、実は遠足で
ある女の子が、Nちゃんを蹴ったり殴ったりしつこくしたのだそうだ。
それで、いい加減Nちゃんも怒って、不機嫌で帰ってきたという訳。
お弁当が不味かったと言ったのは、
お母さんへの八つ当たりだ。
その話を教えてくれたさやか、
最後にこう言った。
「折角の遠足なのに、○○ちゃんのせいで台無しにされちゃって、Nちゃん可哀想~!!」
うんうん、と聞いていたけれど、
実は母は、ちょっと感動していたのであった。
いつの間に、
「折角の」とか「台無し」とか、そんな表現を使えるようになったのか。
ちょっと、大人っぽいこの文章自体に、ビックリしていたのだ。
ちゃんと着実に表現力も付いてきてるのねえ、と親ばかになっていた(笑)
ところで、この問題の原因の女の子、
最近さやかたちと同じクラスのテニスに入ってきた。
関わらずにはいられないだけに、やっかいだ。
近所の同じテニスのクラスのTくんは、結構被害にあってるらしい。
さやかは、どうして蹴られたりしてないの?て聞いたら、
とにかく怖いから逃げまくってるという本人談。
うまく、避ける術を身につけているのかな。
ちょっと、微妙に気をつけて見ていたい。
うーん、とにかく厄介だ。