からたちばやしのてんとうむし
加古 里子 / 偕成社
園芸好きの私、テントウムシは大好き。
それとちょっとレトロっぽい可愛らしい装丁に惹かれて借りてきました。
が、これはウチの子供達にはちょっと難しかったのかもしれません。
あと、ちょっと残酷だったりするので、私もあまり読んであげませんでした。
もう少し年齢が上がったら、きっともっと楽しめる本だと思います。
テントウムシの集落で、お金持ちでいじわるの にじゅうやほしてんとう がいました。
その にじゅうやほしてんとう はいばっていたので「てんとだいじん」と呼ばれていました。
で、色んなイベントがあるたびに、この大臣が怒って、
仲間のてんとうむしを殺してしまうのです。
あるとき強い風が吹いて、悪者のクモも大臣も風に吹かれて飛んでいってしまいました。
冬を過ぎて春になって、大臣のいない集落は平和になりました。
というお話です。
実際、にじゅうやほしてんとうむしは害虫で、その他のテントウムシは益虫です。
こんな絵本の中でも悪者がにじゅうやほしてんとうだったので、
ちょっと笑ってしまいました。
イメージの刷り込みですね(笑)