先日、ゆずきの予防接種に行った。
市の保健センターに、指定月の赤ちゃんとママ達が集まっている。
最初に、番号札を取って、体温を測って、受付をする。
受付には保険婦さんが居て、
いくつかの質問をする。
私の二人前のママさんが、外国人だった。
カタコトは話せるようだったが、
保健婦さんとのやり取りを聞いていて、ちょっと悲しくなってきた。
「お子さんは病院に今かかっていますか?」
「???」
「○○ちゃんは、今、病院に行ってる?」
「いえ・・・??」
「今、病院に通ってるかってことだよ?今!今!!今って分かる??」
「・・・・??はい??いいえ?」
「病院通ってないねっ!いいね?」
「・・・はい・・」
保健婦さんの声は、段々大きくなっていく。
今!今!と連呼してるときなんて、ほとんど怒鳴ってるような感じだった。
あの感じじゃあ、明確に理解して、返事していると思えない。
わが市は、とても小さい市だが、2000人以上の外国人がいる。
そして、最近、予防接種に行っても、10人ほどは外国人を見かけるようになった。
それなのに、あんな質問の仕方って無いと思う。
保健婦さんにペラペラ外国語を話せと言っているわけではない。
質問は決まっている訳だし、あらかじめ英語やポルトガル語に訳した質問表を用意して、
yesかnoに○を打ってもらえば良い。
それだけの、労力を、なぜ行えないのか。
質問を理解せず、分からないまま予防接種をしてしまって、
なにか体に異変があったら、どうするつもりなのだろう。
あの状態で、「
私はちゃんと確認しました」と胸を張って言えるのだろうか・・。
毎月、毎月、何日間もある、予防接種や検診。
毎回、あんな風に外国人で日本語が不自由な人に対して、あんな態度なんだろうか。
日本はなんと、外国人の住みにくい国なんだろうか。
行政なんだから、やるべきこと、対応するべきことはきちんとやって欲しい。
それに、上から言われなくても、現場で一番毎回困っている保険婦さん自体が、
それを問題視して、自ら提案すべきだと思う。
結局、仕事に取り組む姿勢の問題。
意識の問題。
問題を問題と捉える知性と、優しい気持ちがあれば、動けるはず。
それが、市のため、市民のためにもなる。
何か問題が起こってからでは遅いということを、もっと認識すべきだと思う。