雪虫
写真言葉たちのkyon3hirame4さんよりトラックバックします。
ここで初めて雪虫というものを見た。
まるで妖精の姿。
ティンカーベルが飛んでいるようだ。
このときから私は雪虫に恋焦がれていた。
それが、とうとう出会ってしまったのだ。
それも自宅の庭先で。
ふわふわと、そう雪のようにふわふわと、
青みがかった白のその小さな虫は飛んでいた。
そしてそっと、バラの枝に止まって羽を休めている。
良く見るとあちらこちらにも、ふわふわ・・ふわふわ・・。
まるで妖精の世界に紛れ込んでしまったかのようだ。
空気はもわんと暖かく、確かに別世界に来たかの不思議な空気。
飛んでいる一羽をそっと手のひらで包んでみた。
軽すぎて、感触も無い。
本当に入っているのか。
そっと手を開けてみると、ちゃんとそこに雪虫が・・。
それはまぎれもなく、ティンカーベル。
そっと、ルリマツリの葉に戻した。
飛んでいるところはとてもじゃないが、撮れない。
枝で休んでいるティンカーベルに、そっとカメラを向けてパチリ。
たたんでいた羽をそっと持ち上げて、こんな素敵なポーズをとってくれた。
今日は素敵な日になりそうだ。
そう、今日は結婚記念日。
妖精からの贈り物だったのか・・。